薬学生として学んでいる間も、薬剤師になって働きはじめたときも、必要なのはスキルアップを常に忘れないということです。
患者と接する仕事ですし、薬に関して間違いがあってはならない仕事でもあります。
そのため、スキルアップをしようという気持ちは常に忘れてはならないでしょう。
スキルアップの方法にはいくつかあります。
まず、講座に参加することです。
講座やフォーラムに参加することもよって自分以外の薬剤師、薬学生の意見を聞くことが出来ますし、また自分とは違った考え方に触れることも出来ます。
それによって自分の考え方が正しいのかどうか考え直すきっかけにもなりますし、さまざまな意見を聞くことによって自分の考えの幅も広がるでしょう。
薬剤師のためのスキルアップ講座を開いている大学もあります。
多少費用はかかりますが、自己投資と思って参加してみると思わぬ収穫があるかもしれません。
次に、本を読むことも大切です。
薬剤師としてのスキルアップをするための本はたくさん発行されています。
それらの本を読み、作者の考えに触れることはとても大事なことです。
前述のフォーラムに参加することでも他人の考えに触れられますが、遠方の人の意見には触れられません。
書籍を読めば東京に住みながら北海道の薬剤師の考え方に触れることも出来ますし、福岡の薬学生の意見を知ることも出来ます。
また問題集も市販されているので、問題を解きながら薬剤師のスキルを上げることもできます。
この方法のメリットはいつでもどこでもできるということと、家でもスキルアップが可能だということでしょう。
仕事や学業で疲れてしまっていて休日は外出したくないという場合でも、書籍を使えば家にいながらスキルアップをすることが可能です。
新たな資格をとってみると、自分の世界も広がるでしょう。
職場でもスキルアップの機会はあります。
疑問に思ったことをどんどん調べてみたり、誰かに聞いてみたりすると自分の知識の幅が広がります。
また患者に好かれている薬剤師がいれば、どういう風な対応をしているのか質問してみましょう。
苦情の対応は自分のスキルアップにつながります。
薬剤師がどのように患者と接すればよいのか、どのように提案すれば患者に喜んでもらえるのかは、患者に聞いてみるしかありません。
苦情があるということは職場にまだ改善の余地があるということです。
丁寧に対応することが重要だと思います。
また家族の意見も重要です。
家族が病院にかかった場合には、その病院の薬剤師の対応を聞いてみましょう。
薬局の雰囲気や気になった点を質問すると、自分では気づかない発見があるかもしれません。
それに「薬剤師の対応が最悪だった」という場合には「自分はそういう対応をするまい」と決意することが大事です。
働けない場合は家族や友人の意見をよく聞いたり、フォーラムや講座に参加して知識や考え方の幅を広げることでスキルアップが可能です。
このように日常生活の中でもスキルアップの機会はたくさん存在しています。