■薬と煙草の相互作用について
消費税の増税などで煙草の値段は上昇していますが、好きな人は常に吸ってしまうものです。
しかし薬を服用している時には、時に悪影響を与えてしまうことがあるため注意しなければなりません。

これは煙草が発する煙が影響を与えており、様々な成分が体の中に入って行くと、肝臓にある酵素を活発に出していくことになります。
酵素は薬を分解していくことになりますが、活性化されている酵素は働きも異常になっていきます。

こうなってくると本来の薬の効果が一気に薄れていってしまうこともあり、飲んでも全く効果が出てこないという事態も出てきてしまうのです。
効果が弱くなってしまうだけでなく、体にも悪影響を与えることがありますので、煙草は極力避けておいた方がいいでしょう。

この煙草と薬における相互作用は、1日に20本以上吸う人は頻繁に起こってしまうと言われています。
また受動喫煙でも影響を及ぼすことがありますので、吸わない人も煙草を吸っている人の近くにいると症状を悪化させてしまう可能性があります。
これならば回復に活かせると思われますが、薬の効果が強くなりすぎて副作用を引き起こしてしまう可能性もあります。

■禁煙も考えてみては
個人差はありますが、時には体調を崩してしまったり精神的にダメージが入ってしまうことがありますので注意しなければなりません。
また持病を持っているという方も、禁煙をする時には医師に相談をするといいでしょう。

煙草の効果はとても大きくなりますが、その反動も大きくなるということを理解しておくことが大切になってきます。
喫煙で効果が変化してしまう薬もありますので、医師から指示を受けたら対応をしなければなりません。

例えば喘息剤に使われているテオフィリンという成分は、喫煙者の体内で効果を発揮するには、通常の1.5倍服用しなければならなくなっています。
そのため体内に服用する量によっては副作用で苦しめられる可能性があります。そして喘息や胃腸の障害では煙草を吸っていく行為が有害となっていますので、症状の悪化につなげてしまうことにもなってしまいます。
その傾向は高年齢になると悪化していく傾向にあり、毎日35歳以上の人が1日15本以上すってしまうと心筋梗塞や脳梗塞を発症する確率が高くなってしまいます。

事前に禁忌とされている薬もありますので、しっかりと服用の条件を把握することが大切になります。
煙草を吸う人は精神的または身体的依存で苦しんでしまうことがあります。これも薬の相互作用に影響しており、ニコチンが肺の中で血中に回っていき脳へ巡っていきます。
快感に変わってしまうと体内にめぐるスピードも速くなりますので、薬の効果は以上に下がっていきます。禁煙する習慣は徐々に身につけていかなければなりません。