私達が病気や怪我をしたときは薬を使って改善することが多いですが、
薬は一般の薬局やドラッグストアで購入できるものから、
医療機関で処方されるものまで実に多くの種類があります。

そして症状の改善にはとても役立ってくれる薬も間違った使い方をしてしまうと、
良い効果を発揮できなかったり、健康を害してしまったりすることもありますので、
正しい飲み方を行うことが大切です。

薬は病院で処方されるものでは、
医師や薬剤師から服用のアドバイスをしてもらうことができますし、
副作用の説明も受けることができますので、
よく聞いておき、正しい使い方をするようにしましょう。

粉末や錠剤などの薬は水で飲むことが基本となっていますので、
面倒だからとお茶やコーヒーで飲むことは避けたいものです。

お茶などに含まれているカフェインが薬の作用に影響があることもありますので、
水かぬるま湯で飲むようにしましょう。

お湯の場合は薬によってはあまり熱い温度のものを飲むと
薬の成分が分解されてしまう場合もあるので気をつけたいところです。

そして飲むタイミングによっても効果の出方には差があります。

薬の説明書には食後に飲む、食前に服用する、食間に飲むなど
それぞれ説明が書かれていますので、それに従うようにします。

それから薬はどんな優れたものでも少なからず副作用がありますが、
人によっては強く出てしまうこともありますので、
症状が強く出る場合は服用をやめ、医師や薬剤師に相談しましょう。

それから薬の効き目を早くしようと多めの量を飲んでしまうなども
健康にかえって害をしてしまうこともありますので、正しい量を守ることも大切です。

薬を飲み忘れたときも忘れたからといって2倍の薬を飲んだりしないように気をつけたいものです。

そしてお酒を飲むときも薬の服用は注意が必要になります。

肝臓はアルコールをまず先に分解しようとするので、
薬を肝臓が分解するのが遅くなり、
そのため薬の成分濃度が血中で高い状態になってしまい、
副作用が多く現れてしまうことがあるのです。

それから食事と薬が相性が悪い場合もあります。

納豆とワルファリンが合わないことや
グレープフルーツと血圧降下薬の相性が良くないことはよく知られていますが、
そのほかにも食材が薬の効き目に影響してしまうことはあるものです。

そのような薬の場合は、医師からも説明を受けますので、
薬の効き目を悪くしないためにも服用するときは、相性の悪い食材を取らないことも大切です。