ドラマや映画等では麻薬取締官はお馴染みの存在ですが、決してドラマや映画、ましてや警察物のテレビの世界だけの存在ではありません。
現実に於いてももちろん存在するお仕事です。
ドラマや映画の場合は少々誇張されている部分もあるのですが、基本的なお仕事はほぼ同じです。
違法な麻薬の流通や犯罪撲滅のために日々活動しています。
基本的には厚生労働省に所属する国家公務員になるのですが、特別司法警察官としての権限も与えられている事か、逮捕する事も出来ます。
また、そのような犯罪に対してのアクションだけではなく、医療で使用されている麻薬等をチェックするために病院や製薬会社に立ち入り検査を行う事もあります。
では麻薬取締官になるためにはどうするのかと言えば、厚生労働省麻薬取締部が行っている採用試験に合格するか、もしくは薬剤師かになります。
資格
麻薬取締官のおよそ半数が薬剤師資格も持っているのです。
麻薬も薬の一種です。
見た目だけでは麻薬なのかどうか分かりませんので、どのようにして麻薬だと判断するのか。
判断方法等も含めて薬の知識がそれなりに必要になってくるのですが、薬剤師はまさにうってつけでもあるのです。
つまり、薬剤師であれば麻薬取締官になる事が出来るのです。
自動でなれるおのではなく、試験に合格して採用されなければなりませんから、薬剤師の資格を取得したからといってすぐに麻薬取締官になれる訳ではないのですが、麻薬取締官の需要は年々高まっています。
特にインターネットのおかげで麻薬を自ら栽培するようなケースもあれば、簡単に輸入する事が出来るようにもなっています。
かつてでは考えられなかったような事がインターネットの力のおかげでごく普通のように行われているのです。
そのため、麻薬取締官に求められる事は増えています。
麻薬の売買が強いては凶悪犯罪組織の壊滅に繋がるようなケースもあるのです。
ドラマや映画さながらのような展開になるケースとて決してゼロではないのです。
毎日のように事件が起きる訳ではありませんが、そのような現実もありますので遣り甲斐のある仕事ではあります。
麻薬に関してはいろいろな考え方があるでしょうが、現時点で違法なものである事は間違いありません。
違法行為云々はもちろんですが、麻薬によって自我が崩壊させられるようなケースもあるのですから、麻薬取締官は多くの人間の命運を握っていると言っても過言ではありません。
麻薬取締官のニーズ
インターネットのおかげで個人でなんでも出来てしまう時代。
だからこそ麻薬取締官が行わなければならない事や気にかけなければならない事も増えているのです。
それらをしっかりと識別するための知識を持っていなければならないのが麻薬取締官です。