薬剤師の国家試験に関しては、かつて4年生だったものが6年生に以降しました。
そして移行後、合格率は低下傾向にあったのですが2015年の第100回の試験結果の合格率は63.17%前回よりも2.33ポイント上昇したのです。
ここにきてようやく歯止めがかかったとの声もありますが、新卒の場合は72.65%だったものの、既卒生に関しては53.12%でした。
下落傾向が一段落した背景にあるのは試験のコツを掴めてきたのではないかとする声もあります。
6年生に以降して国家試験の出題範囲が広がりました。
試験を出題する側も初めは遠慮があったものの、徐々に6年生に見合ったものをという事で試験をより深くしていったら問題を解けない学生が増えてしまったのではと囁かれているのですが、下落傾向に歯止めがかかったのは学生にとってはありがたい事でしょう。
ですが薬剤師の国家試験は想定的なものではなく、絶対的なものです。
仮にですが、合格基準を満たしている生徒が一人もいなければ合格者は0です。
試験結果の上位からのパーセンテージで合格者を出しているのではありません。
力量です
あくまでも力量を見てでの合否判決となっているのですから、学生にとっては合格率はあくまでも参考程度に留めておくべきです。
合格率が低いと試験へのモチベーションが低くなってしまう学生もいます。
どうせ勉強しても結局薬剤師になる事など出来ないのではないか。
これだけ合格率が低いなら自分なんかが薬剤師になれる訳がない。
そのように考えてしまう学生もいるかもしれませんが、薬剤師の国家試験に関しては周囲に左右されるようなものではありません。
相対的な試験ではないのですから、自分自身の事だけを考えて勉強に取り組めば良いのです。
試験ですからどうしても周囲の事が気になってしまうのは仕方ないものです。
ですが実際には周囲の存在などほとんど関係ありません。
合格率が低いと言っても、自分自身が勉強して低い合格率であってもその中に滑り込む事が出来るだけの学力を持っていれば良いだけの事です。
自分次第なのです。
合格率を見て試験の問題が物凄く難しいのではと圧倒されてしまったり、プレッシャーとなって自分の力を発揮する事が出来なくなってしまうといったケースもあるかもしれません。
ですが実は合格率に関してはあくまでも参考程度に留めておくべきです。
なぜなら、自分自身の学力は勉強によって向上させる事が出来るようになるのですから、勉強すれば良いのです。
結局は合格率がどのような数字になったとしても、自分自身には全くと言って良い程関係ない数字なのです。
参考程度にするとしても、結局は受験の際に蓋を開けてみなければ分からない事です。