薬剤師になるためには入学試験、そして国家試験。
この二つの試験を合格しなければならないのです。
入学しなければ薬剤師になるためのスタートラインに立つ事さえ出来ませんし、国家試験に合格しなければ、当然薬剤師として働く事は出来ません。

どちらもとても大切な試験ではあるのですが、薬剤師になるための最終試験でもある国家試験は、薬学部の学生として6年間勉強してきた集大成を発揮しなければならないのですからとても大変な事です。
試験も決して簡単なものではありません。
合格率に関してはおよそ6割。

つまり、薬学部に入学して頑張ったからと言っても必ず全員が薬剤師になれる訳ではないのです。
既卒で薬剤師を目指す事にならざるを得ない人もいるのです。
試験は決して簡単なものではないのですが、それは試験を受ける前の段階で分かっている事でもあります。

過去問は大切

どのような試験だったのかは過去問を見れば分かるのです。
そのために勉強を積み重ねる事が求められるのですが、大切な事は勉強のための勉強ではなく、薬剤師として仕事を行う上での最低限の知識だと思って勉強に取り組む事です。

薬剤師になったら終わりではないのです。
薬剤師になったからと言っても、新しい薬が出てくる事になれば勉強しなければなりません。

つまり、勉強のための勉強では意味がないですし、興味の度合いに関しても「試験のため」よりも「自分の将来のため」の方が断然大切な事です。
つまり、自分の意識がとても大切になります。

また、薬剤師を目指しているのは自分だけではありません。
他の学生も薬剤師になるべく日々勉強しています。
その姿を見て自分自身ではだめなのではないかと不安に思ってくる人もいるかもしれません。

確かにその気持ちも分からないものではないのですが、他人を見て不安になるくらいであれば自分自身が不安にならないようにしっかりと勉強を進めておくべきです。
誰のための勉強なのかと言えば、他ならない自分自身のための勉強なのです。
その意識をしっかりと持つ事はとても大切です。

試験日は決まっている

ましてや試験日は決まっているのです。
急に試験が決まる訳ではないのですから、自分自身にはどのような事が必要なのかくらいはしっかりと初めの段階で気付いておくべきです。

試験はあくまでも日々の勉強の答えであって、日々勉強していない人間が、いきなり試験になったら覚醒して勉強していない事がすらすら解けるような事などあり得ません。
試験を解けるかどうかは、自分自身の学力なのです。
そのために、計画的に勉強を進めるだけではなく、スケジューリングも適切に組み立てる事もまた、とても大切な事なのです。
勉強だけが試験対策ではないのです。